2021年10月14日 / 最終更新日時 : 2023年2月24日 iisemi 高校化学

正誤問題　『高校化学　2021年10月』

2021年11月18日　正誤問題

　H₂OとH₂SではH₂Sの方が沸点が高い。

　✖　水素結合

　HFとHClではHFの方が沸点が高い。

　〇　水素結合

　「一定圧力下では、一定量の気体の体積は絶対温度に比例する。」という化学法則を「ボイルの法則」という。

　✖　シャルルの法則

　理想気体は分子間力がはたらかず、分子自身の体積がない。

　〇

　理想気体は分子間力がはたらかないが、分子自身の体積はある。

　✖

　理想気体は圧力を示さず、分子自身の体積がない。

　✖

　理想気体は圧力を示さず、分子自身の体積はある。

　✖

　理想気体は分子の質量がなく、分子自身の体積もない。

　✖　

　理想気体は分子の質量はないが、分子自身の体積はある。

　✖　

　エタノールの水溶液は電気を導く。

　✖　

　塩化カリウムの水溶液は電気を導く。

　〇　

　　グルコースの水溶液は電気を導く。

　✖　

　水酸化カルシウムの水溶液は電気を導く。

　〇　

　次のうち正に帯電した疎水コロイドを凝析させるのに有効な電解質はどれか。 ①塩化ナトリウム　②硝酸カリウム　③硫酸マグネシウム ④リン酸ナトリウム

　④　価数が大きいイオンほど効果が大きい

　不揮発性の溶質が溶けている希薄溶液の蒸気圧は、純粋な溶媒の蒸気圧よりも小さくなる。

　〇　

　不揮発性の溶質が溶けている希薄溶液の沸点は、純粋な溶媒の沸点よりも高くなる。

　〇　

　同量の水に同質量の塩化ナトリウムとグルコースを溶かしたとき、沸点が高いのは塩化ナトリウム水溶液の方である。

　〇　

　モル凝固点降下の値は、溶媒の種類に関係なく、各溶質について固有の値を示す。

　✖　

　非電解質が溶けた稀薄溶液の凝固点降下度は、その溶液のモル濃度に比例する。

　✖　質量モル濃度に比例する。

　生成熱は、化合物1molがその成分元素の単体から生じるときに発生または吸収する熱量を示す。

　〇　

　燃焼熱と溶解熱は、いずれも物質によって、発熱となる場合も吸熱となる場合もある。

　✖　燃焼熱は発熱のみ。

　吸熱反応は周りから熱を奪い、エネルギーは増大するので、反応熱は正の値になる。

　✖　負の値になる。

　化学発光は、化学反応が起こるとき、エネルギーが光として放出される現象である。

　〇　

　光合成は、緑色植物が光のエネルギーを利用して、酸素と水からでんぷんなどの有機物と二酸化炭素を生成する反応である。

　✖　二酸化炭素と水から　でんぷんなどの有機物と酸素を生成する。

　ホタルは体内で物理反応が起こり、発行する。

　✖　化学反応

　「反応物と生成物が定まれば、反応物と生成物の間で出入りするエネルギーはその経路によらず一定である」という化学法則を気体反応の法則という。

　✖　ヘスの法則

　ダニエル電池の正極では銅(Ⅱ)イオンが電子を受け取る反応が起きる。

　〇　

　ダニエル電池では、電流は亜鉛版から外部回路を通って銅板へと流れる。

　✖　

　ダニエル電池の亜鉛版では酸化反応が起きる。

　〇　

　ダニエル電池の素焼き板は両極の水溶液の混合を防ぎつつ、イオンを移動させるために用いられる。

　〇　

　ダニエル電池では硫酸銅(Ⅱ)水溶液、硫酸亜鉛水溶液の濃度をなるべく大きくしておくと、長時間放電することができる。

　✖　硫酸銅水溶液の濃度は大きく、硫酸亜鉛水溶液の濃度は小さくしておく。

　リン酸水溶液を電解質に用いた燃料電池は、水素と酸素を活物質とした電池である。

　〇　

　リン酸水溶液を電解質に用いた燃料電池の放電により、過酸化水素が生成する。

　✖　水　

　燃料電池の放電の際、正極では還元反応が起こる。

　〇　

　触媒は反応速度を大きくする働きがある。

　〇　

　触媒を用いても、反応熱は触媒を用いない場合と変わらない。

　〇　

　触媒自身は反応前後で変化しない。

　〇　

　酵素は酸化剤である。

　✖　触媒

　触媒を用いると活性化エネルギーは小さくなる。

　〇

　融解熱はその物質が凝縮するときに放出する熱量に等しい。

　✖ 凝固するとき

　　アンモニアは無極性分子である。

　✖

　二酸化炭素は無極性分子である。

　〇

　実在気体の性質が理想気体に近づくのは高温高圧の時である。

　✖ 高温低圧

　塩化ナトリウムはヘキサンによく溶ける。

　✖

　ヨウ素は水に溶けやすい。

　✖

　ベンゼンはヘキサンによく溶ける。

　〇

　グルコースは水によく溶ける。

　〇

　ヨウ素はヘキサンによく溶ける。

　〇

　エタノールは水によく溶ける。

　〇

　エタノールはヘキサンによく溶ける。

　〇

　コロイド溶液に横から強い光線を当てると光の通路が観察される。

　〇チンダル現象

　コロイド溶液に電極を差し込み直流電圧をかけると、正に帯電したコロイド粒子は正極側に移動する。

　✖ 陰極側電気泳動

　コロイド粒子はろ紙を通過することができる。

　〇

　コロイド粒子は不規則に運動している。

　〇ブラウン運動　

　親水コロイドを含むコロイド溶液に少量の電解質を加えると、親水コロイドが集合して沈殿する。

　✖ 塩析　少量⇒多量　

　中央を半透膜で仕切ったU字管の一方に純水を、他方に塩化ナトリウム水溶液を同体積入れしばらくたつと液面差がh[㎝]になった。塩化ナトリウム水溶液の濃度を大きくすると液面差はh[㎝]より大きくなる。

　〇 πV＝nRT 浸透圧はモル濃度に比例する。　

　中央を半透膜で仕切ったU字管の一方に純水を、他方に塩化ナトリウム水溶液を同体積入れしばらくたつと液面差がh[㎝]になった。温度を低くすると、液面差はh[㎝]より大きくなる。

　✖ πV＝nRT 浸透圧は温度に比例する。　

　面心立方格子中の原子の個数は8個である。

　✖ 4個　

　面心立方格子中の原子の配位数は8である。

　✖ 12個　

　物質1molが完全燃焼したときに発生する熱量を、燃焼熱という。

　〇　

　物質1molが成分元素の単体から生成するときに発生、または吸収する熱量を、生成熱という。

　〇　

　物質1molが多量の溶媒に溶解するときに発生、または吸収する熱量を、融解熱という。

　✖　溶解熱

　水中で酸が放出した水素イオンと塩基が放出した水酸化物イオンから水1molが生成するときに発生する熱量を、中和熱という。

　〇

　気体分子中のある共有結合1molを切断したときに発生する熱量を、結合エネルギーという。

　✖ 発生⇒吸収

　燃焼熱は吸熱の場合も発熱の場合もある。

　✖ 発熱のみ

　溶解熱は吸熱の場合も発熱の場合もある。

　〇

　物質が変化する際に出入りする熱量は反応時間によって決まっている。

　✖ 反応前後の状態

　「反応熱は、反応の経路によらず、反応の始めの状態と終わりの状態で決まる。」という法則をヘンリーの法則という。

　✖ ヘスの法則ヘンリーの法則：温度と溶媒の量が一定であるとき溶媒に溶ける気体の物質量は圧力に比例するという法則

　黄リンが湿った空気中で青白く発光する際、光エネルギーの吸収を伴う。

　✖ 酸化されて列記状態にある物質がが元に戻るとき、エネルギーを放出する。

　植物の光合成において、光エネルギーの吸収を伴う。

　〇

　臭化銀には感光性があり、その際光エネルギーの吸収を伴う。

　〇

　鉛蓄電池の放電時、鉛は還元剤としてはたらいている。

　〇 Pb⇒PbSO₄　Pbは酸化されている

　鉛蓄電池の充電時には、外部電源の正極を鉛蓄電池のPbO2、負極をPbにつなぐ。

　〇正極は正極に　負極は負極に　PbO₂　正極　　Pb　負極

　鉛蓄電池を放電させると、酸化鉛(Ⅳ)板から導線を通って鉛板に電流が流れる。

　〇

　鉛蓄電池を一定時間放電させると両極の質量は同じだけ増加する。

　✖ PbO₂はSO₂の分だけ　　PbはSO₄の分だけ増加する

　希硫酸の電気分解では水溶液のpHは増加する。

　✖ 希硫酸の電気分解では陽極で生成した水素イオンと同じ物質量の水素イオンが陰極で反応して水素が発生するためH^＋の濃度は変化しない。　陽極　2H₂O　→　O₂＋2H⁺＋2e^－　陰極　2H^＋＋2e^－　→　H₂　

　不純物としてFe、Ag、Ni、Znを含む粗銅と純銅、硫酸銅水溶液を用いて銅の電解精錬を行ったとき水溶液中の金属イオンの総物質量は変化しない。

　〇

　不純物としてFe、Ag、Ni、Znを含む粗銅と純銅、硫酸銅水溶液を用いて銅の電解精錬を行ったとき水溶液中の銅(Ⅱ)イオンの物質量は変化しない。

　✖ 減少する　銅よりもイオン化傾向の大きい金属がイオンとして存在するため、銅イオンの物質量は純銅での銅の析出量よりも少ない。

　ある反応で触媒がある場合とない場合で、活性化エネルギーの値は変化しない。

　✖ 正触媒の場合活性化エネルギーは減少する。

　ある反応で触媒がある場合とない場合で、濃度平衡定数の値は変化しない。

　〇濃度平衡定数は温度によって決まる。

　ある反応で触媒がある場合とない場合で、反応熱の値は変化しない。

　〇

　ある反応で触媒がある場合とない場合で、反応速度定数の値は変化しない。

　✖ 正触媒の場合、反応速度定数は増加する。

　同一温度における弱酸の電離度は、濃度が小さいほど小さい。

　✖ 大きい

　1価の弱酸のモル濃度をc、電離度をαとすると、水素イオン濃度はcαで表される。

　〇

　同じ濃度の1価の酸について、pHが等しい時電離度も等しくなる。

　〇

　炭酸と炭酸水素ナトリウムの混合水溶液は緩衝作用がある。

　✖

　アンモニアと塩化アンモニウムの混合水溶液は緩衝作用がある。

　〇

　硫酸と硫酸水素ナトリウムの混合水溶液は緩衝作用がある。

　✖

　酢酸と酢酸ナトリウムの混合水溶液は緩衝作用がある。

　〇

　塩酸と塩化ナトリウムの混合水溶液は緩衝作用がある。

　✖

　大気圧が1.01×105より高くなると、水の沸点は0℃より高くなる。

　✖

　気体が液体に変化する現象を凝固という。

　✖ 凝縮

　0.08mol/Lのグルコース水溶液より0.03mol/LのCaCl2水溶液の方が浸透圧は小さい。

　✖ CaCl₂は0.03×3mol/L

　塩化鉄(Ⅲ)の濃い水溶液を沸騰水に加えると、黄褐色になる。

　✖ 塩化鉄(Ⅲ)のコロイド溶液となり、色は赤褐色

　正に帯電しているコロイドを凝析させる能力は硫酸イオンよりアルミニウムイオンの方が大きい。

　✖ 正に帯電しているので負のイオンで価数の大きいものが有効

　鉄の結晶は、多数の鉄原子が金属結合で結びついてできたものである。

　〇

　塩化カルシウムの結晶は、カルシウムイオンと塩化物イオンが共有結合で結びついてできたものである。

　✖ イオン結合

　ドライアイスの結晶は、二酸化炭素分子がファンデルワールス力によって引き合ってできたものである。

　〇

　黒鉛の結晶は、炭素原子の価電子4個を用いて炭素原子が次々と結合した網目状の平面構造が、何層にも重なったものである。

　✖ 4個の価電子のうちの3個

　ダイヤモンドの結晶は、非常に硬く、融点が極めて高い。

　〇

　1molのH₂(気体)が2molのH(気体)に解離する反応は発熱反応である。

　✖ 吸熱　結合エネルギーはすべて吸熱

　強酸と強塩基の中和熱の値に比べ、弱酸と弱塩基の中和熱の値は小さい。

　〇弱酸は電離する際に熱を吸収するのでその分だけ小さくなる。ちなみに強酸、強塩基の場合の中和熱は56.5kJ/mol　

　物質が固体から気体に昇華する際は、熱を吸収する。

　〇

　NaCl(固)の溶解熱は-3.9kJ/molである。したがって、NaCl(固)を水に溶かすと溶液の温度は上がる。

　✖ 下がる

　酸型の燃料電池の正極では酸素が水素イオンと電子によって水になる。

　✖ 　酸型 O₂　＋　4H^＋　＋　4e^‐　→2H₂O 　塩基型　O₂　＋2H₂O　＋4e^–　→　4OH^–　

　銅と鉄を電極とし希硫酸に浸した場合　銅が正極になる。

　〇正極はイオン化傾向が小さいほう。　

　銀と銅を電極とし希硫酸に浸した場合　銅が正極になる。

　✖　

　鉛蓄電池は二次電池である。

　〇　充電できる

　ダニエル電池を放電させると、正極の質量が増加する。

　〇　正極は銅　負極は亜鉛

　リチウムイオン電池の電解液にはリチウムの塩の水溶液が用いられている。

　✖　リチウムは常温で水と反応するので、有機溶媒にリチウムの塩を溶解させている。

　マンガン乾電池は亜鉛を正極活物質、酸化マンガン(Ⅳ)を負極活物質に用いている。

　✖　負極活物質　亜鉛Zn(還元剤)　正極活物質　MnO₂(酸化剤)　

　ヨウ化カリウム水溶液を白金電極を用いて電気分解すると酸素と水素が発生する。

　✖　陽極にヨウ素I₂　陰極に水素H₂　

　過酸化水素水に酸化マンガン(Ⅳ)を加えると水素が発生する。

　✖　酸素　

　N₂O₄は無色の気体である。

　〇　

　Cmol/Lの1価の弱酸HAの電離度をCと電離定数K_aを用いて表すと、CK_aである。

　✖　√(Ka/C)　

　十酸化四リンが水と反応すると塩基性を示す化合物ができる。

　✖　酸性　H₃PO₄　非金属の酸化物＋水　→　酸　

　酸化カルシウムは水と反応し酸性を示す化合物を生じる。

　✖　塩基性　金属の酸化物＋水→塩基　

　酸化アルミニウムは水酸化ナトリウム水溶液と反応して溶ける

　〇　両性金属　強塩基に溶ける　アンモニア水ではだめ　

　酸化マグネシウムは希塩酸と反応しない。

　✖　溶ける　

　二酸化硫黄は還元剤としてはたらくことができるが、酸化剤としてはたらくことはできない。

　✖　H₂Sとの反応では酸化剤としてはたらく。　

　Li　K　Ca　Naは常温に水と反応して水素を発生する

　〇　イオン化列Na以上は反応する　

　Mgは高温の水と反応し水酸化物となり、高温の水蒸気と反応して酸化物となる。

　〇　

　Al、Zn、Feは熱水と反応する。

　✖　高温の水蒸気と反応

　ミョウバンの成分元素のうち一つはS

　〇　AlK(SO₄)₂・12H₂O

　CaF₂はクジャク石と呼ばれる。

　✖　ホタル石　クジャク石成分は銅Cu₂CO₃(OH)₂

　緑青の成分は銅の塩である。

　〇

　ジュラルミンはアルミニウムの酸化物

　✖ Al　Cu　Mgの合金酸化アルミニウムはアルミナ

　トタンは鉄に亜鉛メッキしたもの。

　〇

　ブリキは鉄にPbでめっきしたもの。

　✖ スズめっき　Sn

　塩化ナトリウムに濃硫酸を加えて加熱すると塩素が発生する

　✖ HCl　揮発性の酸の遊離

　炭酸カルシウムに希塩酸を加えると二酸化炭素が発生する

　〇弱酸の遊離

　銅に希硝酸を加えると一酸化窒素が発生する。

　〇酸化還元反応

　酸化マンガン(Ⅳ)に濃塩酸を加えて加熱すると塩化水素が発生する。

　✖ Cl₂　酸化還元反応

　硫化鉄に希硫酸を加えると硫化水素が発生する。

　〇

　銅は過剰の水酸化ナトリウムに溶ける。

　✖ 過剰のアンモニア水に溶ける

　過剰のアンモニア水に再溶解するのは　Cu、Ag　Al

　✖ Cu　Ag　Zn

　食塩水中でNaイオンは水分子の水素原子に取り囲まれて安定な状態になる。

　✖ 水素原子 → 酸素原子

　SiO₂の結晶内にはファンデルワールス力が働いている。

　✖ 共有結合の結晶

　面心立方格子からなる結晶の単位格子内には、4個分の粒子が含まれている。

　〇

　金属結晶が熱や電気の良導体であるのは、結晶内を自由電子が移動しているからである。

　〇

　氷の結晶は、分子間に水素結合が働いており、液体の水よりも密度が大きい。

　✖ 4℃の水が密度最大。

　塩化ナトリウムの結晶は電気を通さない。

　〇

　ダイヤモンドの結晶内の炭素原子は、互いに共有結合している。

　〇

　結合エネルギーは、分子内の共有結合を切り離し、気体状態の原子にするのに要するエネルギーである。

　〇

　ダニエル電池では硫酸イオンは素焼き板を通過して、硫酸銅(Ⅱ)水溶液側から硫酸亜鉛水溶液側へ移動する。

　〇

　ダニエル電池の亜鉛板は還元剤としてはたらく。

　〇

　ダニエル電池では、硫酸銅(Ⅱ)水溶液の濃度を小さくすると、より長く電流を流すことができる。

　✖

　アルミニウム生成は、まず鉱石であるボーキサイトを生成しアルマイトとする。

　✖ アルマイト → アルミナ

　アルミニウムの生成で氷晶石をもちるのはアルミナの融点をあげるためである。

　✖ 下げるため

　アルミニウムの融解塩電解ではアルミニウムの単体が陰極で生成する。

　〇

　アルミニウムの生成で融解塩電解をを行うのは、アルミニウムの融点が大きいためである。

　✖ 融点 → イオン化傾向

　アルミニウムの生成で陽極では二酸化炭素が発生する。

　〇

　アルミナとは酸化アルミニウムのことである。

　〇

　塩化銀が少量溶けた飽和溶液において、溶解平衡とは溶解するAgClと析出するAgClの速さが等しく、見かけ上溶解も析出も起こっていない状態である。

　〇

　塩化銀が少量溶けた飽和溶液の溶解平衡時において、[Ag^＋]と[Cl^－]の積の値を、塩化銀の溶解度積という。

　〇

　塩化銀が少量溶けた飽和溶液にアンモニア水を加えても、沈殿している塩化銀の量は変わらない。

　✖ Ag^{＋^{とNH₃　によって[Ag(NH₃)₄]＋が生成しAg^＋の量が減るため平衡がAgCl　→　Ag^＋＋Cl^－の方向へ移動するためAgClは減少する。}}

　塩化銀が少量溶けた飽和溶液に塩化水素を吹き込むと、沈殿する塩化銀の量がわずかに増加する。

　〇

　二酸化炭素の乾燥剤としては濃硫酸が適している。

　〇

　亜鉛の単体を水酸化ナトリウム水溶液に加えると、水素を発生して溶解する。

　〇

　青銅は銅スズをめっきしたものである。

　✖ 銅とスズの合金

　鉛の単体を希硫酸に加えると、激しく反応して溶解する。

　✖ PbSO₄となり溶けない。

　ステンレス　成分

　Fe　Cr　Ni

　ニクロム　成分

　Ni　Cr

　ジュラルミン　成分

　Al　Cu　Mg

　はんだ　成分

　Sn　Ag　Cu

　イオン化エネルギーが最も大きい原子はヘリウムである。

　〇

　電気陰性度が最も大きい原子はフッ素である。

　〇

　電子親和力が最も大きい原子は塩素である。

　〇

　ネオンは化学的に不安定で、他の元素と化合物をつくりにくい。

　✖ 安定で化合物をつくりにくい。

　さらし粉に希塩酸を加えると、褐色の気体を発生する。

　✖ 塩素　黄緑色

　炭酸水素カルシウム水溶液を加熱すると、二酸化炭素が発生する

　〇

　硫酸カルシウムは、医療用ギプスに成分として含まれる。

　〇 CaSO₄・2H₂O　セッコウ

　フッ化カルシウムに濃硫酸を加えて加熱すると、フッ化水素が発生する。

　〇

　酸化カルシウムは消石灰と呼ばれる。

　✖ CaO生石灰　Ca(OH)₂消石灰

　濃硫酸を希釈するときは、濃硫酸に水を少しずつ、かき混ぜながら入れる。

　✖ 多量の水に硫酸を少しずつ

　銅(Ⅱ)イオンを含む水溶液は、使用後すぐに水道水に流して処理する

　✖

　水酸化ナトリウムの結晶を測りとるときは、手早く行う。

　〇 CO₂、H₂Oを吸収してしまうから

　ナトリウムの単体は、使用する前に空気中で十分乾燥させてから用いる。

　✖ 空気中の水蒸気を吸収してしまう

　窒素ガスを取り扱うときは、火元に十分注意する。

　✖ 燃えない

　光学異性体の関係にある2種類の乳酸分子は、互いに重ね合わせることはできない。

　〇

　光学異性体の関係にある2種類の乳酸分子は、互いに光に対する性質は異なる。

　〇

　光学異性体の関係にある2種類の乳酸分子は、互いに沸点や融点は異なる。

　✖

　光学異性体の関係にある2種類の乳酸分子は、互いに分子量は同じである。

　〇

　光学異性体の関係にある2種類の乳酸分子は、互いに化学的性質はほとんど同じである。

　〇

　フマル酸とマレイン酸はどちらも２価のカルボン酸である。

　〇

　フマル酸とマレイン酸は互いに幾何異性体の関係にあり、フマル酸はトランス型である。

　〇

　フマル酸とマレイン酸は加熱すると脱水して酸無水物となる。

　✖ マレイン酸は無水マレイン酸になるがフマル酸は無水物にはならない。

　フマル酸とマレイン酸は水素分子が付加すると、同一の化合物が得られる。

　〇

　フマル酸の組成式はCHOである。

　〇

　油脂は脂肪酸とグリセリンのエステルである。

　〇

　セッケンは、油脂と水酸化ナトリウム水溶液のけん化反応で生成する。

　〇

　油脂は不飽和脂肪酸を多く含むほど、融点が高くなる。

　✖ 不飽和脂肪酸は液体、飽和脂肪酸は固体

　セッケンは硬水中では泡立ちが良くなる。

　✖ 悪くなる

　セッケンは水溶液中でセッケン分子の疎水基を内側に、親水基を外側にしてコロイド粒子を形成している。

　〇ミセル

　アセトアルデヒドは塩基性である。

　✖ 中性

　アセトアルデヒドは触媒存在下で、エチレンを酸化することで得られる。

　〇

　アセトアルデヒドは銀鏡反応を示す。

　〇

　アセトアルデヒドは水によく溶ける。

　〇

　エタノール、二クロム酸カリウム、希硫酸の混合物からアセトアルデヒドを生成する際、二クロム酸カリウムは酸化剤として使われる。

　〇

　エタノール、二クロム酸カリウム、希硫酸の混合物からアセトアルデヒドを生成する際、希硫酸の代わりに希塩酸を用いてもよい。

　✖ 希塩酸が電離してできた塩化物イオンも酸化されるため効率が悪い。

　気液平衡の状態では、単位時間当たりに蒸発する分子の数は、凝縮する分子の数に等しい。

　〇

　飽和蒸気圧が大気圧と等しくなると沸騰が起こる。

　〇

　液体から固体へ変化することを凝固と言い、物質が凝固するときは熱が発生する。

　〇

　ドライアイスは常温常圧下で固体から気体へ直接変化し、この現象を昇華という。

　〇

　熱運動は固体よりも液体の方が激しいので、同じ物質量の水を比べるとその体積は液体の方が固体よりも大きい。

　✖ ４℃の水が最も体積が小さい。

　理想気体では、分子間に分子間力が働かない。

　〇

　理想気体では、分子に質量がない。

　✖

　実在気体では、絶対零度になっても体積は０にならない。

　〇

　海水でぬれたタオルは、純粋でぬれたタオルよりも乾きにくい。

　〇蒸気圧効果のため水の蒸発が少ない

　塩化カルシウムは凍結防止剤に利用される。

　〇凝固点降下

　河川水の濁りを消すためにミョウバンを加えるのは塩析作用を利用している。

　✖ 凝析

　青菜に食塩を加えてもむと、青菜がしなびてくるのは塩析作用のためである。

　✖ 浸透圧

　墨汁では、炭素の微粒子が沈殿しないように、にかわが加えてある。

　〇保護コロイド

　電池を放電させると、負極では酸化反応が起こり、正極では還元反応が起きる。

　〇

　ダニエル電池を放電させると、負極では、極板に用いられている金属の原子の酸化数が２だけ減少する。

　✖ Zn　→　Zn^2＋　＋　2e^－

　水素と酸素を用いる燃料電池では、水素を通じた極が負極、酸素を通じた極が正極になる。

　〇

　臭素のカリウム塩の水溶液に塩素の単体を加えると、臭素の単体が生じる。

　〇 2Br^－＋Cl₂→　Br₂　＋2Cl^－　塩素の方が臭素より酸化力が強い

　フッ化水素の方が塩化水素より分子量が小さいので、フッ化水素の方が塩化水素より沸点が低い。

　✖ フッ化水素は水素結合している。

　銀イオンを含む水溶液に水酸化ナトリウム水溶液を加えると、褐色の沈殿が生じる。

　〇 Ag₂O↓　褐色　＊注意　水酸化物ではない

　銅(Ⅱ)イオンを含む水溶液にアンモニア水を加えると沈殿が生じ、さらにアンモニア水を加えると沈殿は溶解し溶液は透明になる。

　✖ 始め青白沈殿　その後　溶解し深青色の溶液

　鉄(Ⅲ)イオンを含む水溶液にチオシアン酸カリウム水溶液を加えると、血赤色の沈殿が生じる。

　✖ 血赤色溶液になる

　クロム酸イオンを含む水溶液に希硫酸を加えると、二クロム酸イオンが生じ黄色の溶液になる。

　✖ 塩基性でクロム酸イオン(黄色)、酸性で二クロム酸イオン(赤橙色)

　塩化マンガン(Ⅱ)に濃塩酸を加えて加熱すると、塩素が発生する。

　✖ 酸化マンガン(Ⅳ)MnO₂であれば塩素が発生する。

　窒素の単体は工業的には液体空気の分流で得られる。

　〇

　アンモニアは、工業的には一酸化窒素を還元することで得られる。

　✖ 酸化鉄触媒下で窒素と水素から得られる　ハーバーボッシュ法

　一酸化窒素は水に溶けにくいため、水上置換法で捕集する。

　〇

　二酸化窒素は常温では、一部が反応して四酸化二窒素になっている。

　〇二酸化窒素　赤褐色、四酸化二窒素　無色

　硝酸は熱や光で分解しやすいため、褐色びんに入れて冷暗所で保管する。

　〇

　さらし粉は還元性がある。

　✖ 酸化剤

　臭化銀は感光性がある。

　〇

　シリカゲルは吸湿性がある。

　〇

　硫酸バリウムはX線を吸収する。

　〇

　水酸化ナトリウムは風解性がある。

　✖ 水酸化ナトリウム　潮解性、炭酸ナトリウム十水和物　風解性

　一酸化炭素は水に少し溶け、水溶液は弱酸性。

　✖ 溶けない

　二酸化硫黄は還元性をもち、繊維の漂白剤に利用される。

　〇

　炭酸水素カルシウムは水に溶ける。

　〇

　オゾンは酸化力をもち、湿ったヨウ化カリウムでんぷん氏を青変させる。

　〇

　塩化水素はアンモニアと触れると、塩化アンモニウムの黒煙を生じる。

　✖ 白煙

　タングステンは融点が非常に高いので、白熱電球のフィラメントに利用される。

　〇

　チタンは軽くて強度が強いので、メガネや自転車のフレームなどに利用される。

　〇

　ステンレス鋼は、鉄の表面をスズで覆ってさびにくくした金属で、流し台や包丁に用いられる。

　✖ ステンレスはFe　Cr　Niの合金、スズめっきはブリキ

　アルミニウムの表面を人工的に酸化して酸化被膜をつけた製品をアルマイトといい、なべなどに利用される。

　〇

　白金は触媒作用が大きく、自動車の排気ガス消火用の触媒として利用される。

　〇

　グリセリンはヒドロキシ基を持つ。

　〇

　ギ酸はアルデヒド基をもつ。

　〇

　クレゾールはカルボキシ基を持つ。

　✖ ベンゼン環にーOH　－CH₃

　プロパンとシクロプロパンは、互いに異性体の関係にある。

　✖

　ブタンと2―メチルプロパンは、互いに異性体の関係にある。

　〇

　エタノールとジメチルエーテルは、互いに異性体の関係にある。

　〇

　ギ酸メチルと酢酸は、互いに異性体の関係にある。

　〇

　フタル酸とテレフタル酸は、互いに異性体の関係にある。

　〇

　アセチレンに触媒を用いて水を付加させると、アセトアルデヒドが生じる。

　〇ビニルアルコールは不安定

　シクロヘキサンは、分子中のすべての炭素原子が同一平面上にある。

　✖ ビニルアルコールは不安定

　ベンゼンに塩素と鉄粉を作用させると、ベンゼンヘキサクロリドが生じる。

　✖ クロロベンゼン。紫外線照射でベンゼンヘキサクロリド

　クメンは、ベンゼンとプロペン(プロピレン)の反応によって生じる。

　〇

　トルエンに過マンガン酸カリウム水溶液を作用させたのち、酸性にすると安息香酸が生じる。

　〇側鎖の酸化

　マルトースは二糖類である。

　〇

　マルトースは酵素インベルターゼを作用させると、加水分解される。

　✖ マルターゼ　(インベルターゼはスクロースを加水分解)

　マルターゼを加水分解するとグルコースが生じる。

　〇

　二糖類のうち　マルトースの水溶液は銀鏡反応を示さない。

　✖ スクロースが銀鏡反応を示さない。

　タンパク質は、多数のα－アミノ酸が縮合結合した構造の高分子化合物である。

　〇

　タンパク質を構成する主な元素は、炭素、水素、酸素、窒素であるが、他の元素も含む。

　〇

　タンパク質を加水分解した時、アミノ酸だけを生じるタンパク質を単純タンパク質という。

　〇

　タンパク質を加熱すると変性するのは、分子中のペプチド結合が切れるためである。

　✖

　　タンパク質には生体内の反応の触媒としてはたらくもんがあり、これを酵素という。

　〇

　　核酸にはDNAとRNAがある。

　〇

　　核酸は生物のもつ遺伝情報の伝達に重要な役割を果たしている。

　〇

　　核酸は、リン酸、ペント－ス(五糖類)、塩基が結合したヌクレオチドを構成単位としている。

　〇

　　DNAを構成するペント－スは、リボースである。

　✖ デオキシリボース

　　DNA、RNAを構成する塩基は、いずれも4種類である。

　〇

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カテゴリー: 高校化学

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