一問一答『高校化学／無機／アンモニアソーダ法』

2020年05月26日　無機1140～1142

　１族元素の１つであるナトリウムの単体は、水と常温で激しく反応して(　1　)を発生する。反応後の溶液は塩基性で、二酸化炭素を吸収して(　2　)を生じる。この塩は、(　3　)や石けんの原料として重要で、工業的には(　4　)法によって合成される。

(1)　水素H₂　　(2)　炭酸ナトリウムNa₂CO₃　　(3)　ガラス　　(4)　アンモニアソーダ（ソルベー）

　塩化ナトリウムとアンモニアを溶解した水溶液に二酸化炭素を通じると、(　1　)と(　2　)（順不同）を得る。

(1)　塩化アンモニウムNH₄Cl　　(2)　炭酸水素ナトリウムNaHCO₃

　炭酸ナトリウムは工業的には次のように製造される。塩化ナトリウムの(　1　)水溶液に(　2　)を十分吸収させてから、（　3　）を吹き込み、沈殿(　4　)を生じさせる。この沈殿を分離して、約２００℃で焼くことによって(　5　)が得られる。

(1)　飽和　　(2)　アンモニアNH₃　　(3)　二酸化炭素CO₂　　(4)　炭酸水素ナトリウムNaHCO₃　　(5)　炭酸ナトリウムNa₂CO₃

2020年05月27日　無機1143～1146

　CaCO₃を約９００℃で熱すると、気体(　1　)を発生して酸化物(　2　)となる。こうして発生させた(1)とともにアンモニアを用い、(　3　)を原料として工業的に(　4　)を製造するプロセスを(　5　)法とよぶ。

(1) 二酸化炭素CO₂　　(2) 酸化カルシウムCaO　　(3)　塩化ナトリウムNaCl　　(4)　炭酸ナトリウムNa₂CO₃　　(5)　アンモニアソーダ（ソルベー）

　酸化カルシウムCaOは別名(　1　）と呼ばれ、水と反応して(　2　)を作る。これは別名(　3　)と呼ばれる。

(1) 生石灰　　(2) 水酸化カルシウムCa(OH)₂　　(3)　消石灰

　酸化カルシウムを水に懸濁させて得られた(　1　)と、炭酸水素ナトリウムを分離して残った(　2　)水溶液を反応させると、(　3　)と(　4　)（順不同）が生成する

(1)　水酸化カルシウムCa(OH)₂　　(2)　塩化アンモニウムNH₄Cl　　(3)　アンモニアNH₃　　(4)　塩化カルシウムCaCl₂

　図は、CaCO₃とNaClからNa₂CO₃を合成するための反応工程を示したものである。A、B、C、Dに該当する物質の化学式を答えなさい。

A　CaO　　B　Ca(OH)₂　　C　NaHCO₃　　D　CaCl₂

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