新型コロナウイルス不活化効果について 北里大学の研究論文
日常利用している洗剤などが、新型コロナウィルスの不活性化に効果があるかどうかの研究が発表されていましたので掲載します。
市販の洗剤などでもある程度効果が期待できそうなので、参考になればと思い掲載しました。
掲載元は以下のwebページです。
https://research-er.jp/articles/view/88171
日本の研究.com
『北里大学大村智記念研究所 ウイルス感染制御学研究室Ⅰ 片山和彦教授らの研究グループは、市場に流通している医薬部外品・雑貨のうち、主にエタノール、界面活性剤成分を含有し、新型コロナウイルスの消毒効果が期待できる市販製品を対象に、新型コロナウイルス不活化効果を有する可能性について、試験管内でのウイルス不活化評価を実施したのでその結果を報告する。』
・接触時間:1 分(製品裏面の使い方から、手指の洗浄、拭き取り洗浄を想定 )

・接触時間:10分(製品裏面の使い方から、洗濯、器具の洗浄を想定 )

・試験系評価のために実施したエタノールについても試験結果を開示した。
水道水で濃度を調整した 10%、30%、50%、70%、90%のエタノールの不活化効果。
接触時間:1 分
不活化効果あり:50%、70%、90%エタノール
不活化効果なし:10%、30%エタノール
接触時間:10 分
不活化効果あり:50%、70%、90%エタノール
不活化効果なし:10%、30%エタノール
まとめ
エタノールは、50%以上の濃度であれば、接触時間 1 分間で十分なウイルス不活性化が可能だと考えられた。 不活化効果の確認された上記製品は、新型コロナウイルスの不活化に有効と考えられた。新型コロナウイルスの汚染が懸念される手指や硬質表面の洗浄の他、日常使用する衣類やリネン類の洗浄などに活用が期待できる。