国語が嫌いな皆さんへ(01) (セミナー通信 2022年05月号)

国語が嫌いなみなさんへ

  生徒のみなさんの中には、国語が嫌いな人もいると思います。漢字を覚えることが苦手だったり、文章を読んでもなかなか内容が頭に入ってこなかったり・・・。今回は国語嫌いのみなさんに改めて国語について考えてほしいと思います。

 中高生は定期テスト期間に差し掛かり、現在テスト勉強真っ最中だと思います。国語の勉強はしていますか?国語は主要教科の中でも後回しにされがちな科目ですが、実は最初に身に着けるべきなのは国語の力なのです。例えば、数学の文章題を解く際に、問題の意味を正しく理解できなければ正解にたどり着くことはできません。国語は全科目を勉強する際の基本となる教科なのです。さらに国語を学ぶことで身につくコミュニケーション能力は、皆さんが社会人になってからの仕事の中や、友人や家族とよりよい関係を築く上で必ず役に立ちます。今後のためにも国語の力を身に着けていきましょう。

 テスト期間中にあまり国語を勉強していない生徒さんに「国語の勉強はせんでいいん?」と尋ねると「私、国語出来るき大丈夫!」 「国語は勉強しても点数あんまり変わらんもん・・・」という言葉を聞くことがあります。多くの生徒さんが国語は「センス」で解くものだと考えているようです。確かに国語の「センス」がある人はいますが、テストを解くのに必要なのは解き方のパターンを覚えることと、問題の演習を繰り返すことです。(これはほかの科目の勉強方法と同じですね。)では実際にどのような勉強をしていけばいいのかを見ていきたいと思います。

 (1) 漢字の学習方法について

 漢字を覚える時に、漢字ノートにひたすら書いて覚えるという方法を行っている人はいませんか?同じ漢字をノートに一行書き続けて、次の行に別の漢字を同じように書き続ける…。その時、皆さんは漢字の意味を考えながら書いているでしょうか?

意味を考えずに同じ漢字を書き続けても、私たちの脳はその漢字を記号と同じようにとらえ、あまり記憶に残りません。漢字を書いて覚える時には、同じ漢字を書き続けるのではなく、意味や読みを確認しながら一つづつ書き、それを2周、3周と繰り返しましょう。
 また、せっかく覚えた漢字は使うように心がけましょう。理科や社会の学習において、用語や人名をひらがなで書いてしまうことがある人がたまにいますが、何度も反復して書くことで記憶は定着します。覚えた漢字は生活のあらゆる場面で使うようにしましょう。

 (2) 物語・小説  登場人物の気持ち

 物語や小説がテストの問題になった時に必ず出題される問題が、「この時の登場人物の気持ちを答えよ」ですね。この「登場人物の気持ち」を答える問題を苦手にしている人は非常に多いのではないでしょうか? 「私は作者じゃないので登場人物の気持ちなんてわかりません!」と思っていませんか?登場人物の気持ちをとらえるコツをお教えします。この方法を普段の読書に落とし込むことで、より小説の内容を楽しむことができるので読書好きの方にもお勧めします。

  気持ちを読み取る登場人物のことをよく知ろう

 登場人物の気持ちを考える時にはその人物の性別や年齢、性格、生い立ちなどを踏まえましょう。人によっては同じ出来事でも思うことは違ってきます。気持ちを読み取る人物が、おじいちゃんと小さい女の子では思うことは違ってくるでしょう。「私だったら」ではなく、その登場人物の立場に立って読み取ることを心がけてください。

 ② 説に出てくる景色や物が表すもの

 登場人物の気持ちはその人物の言葉や行動だけに現れるわけではありません。自分の好きなマンガや映画、ドラマのワンシーンを思い浮かべてみてください。登場人物が悲しいとき、空は曇っていたり、雨が降っていたりしませんか?登場人物がうれしいとき、空はどんな様子でしょう?きっと晴天が広がっているはずです。映画やドラマと同じように、小説の作者も話に奥行きを持たせるために演出を行います。景色や風景、季節などは登場人物の気持ちを読み取るヒントになります。意識して読んでみると、先の展開が予想できるかもしれませんよ。

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